マイクロサービス

読み方
英 語
まいくろさーびす
microservices

 

解説

マイクロサービス(microservices)とは、ソフトウェア開発の技法の1つであり、ネットワークを通じてさまざまなITサービスがつなぎ合わされ、それらの複雑で高度な連係プレーによって1つの「サービス=機能」を提供すること。例えばネット通販のサービスで見るなら、会員登録・商品検索・決済・問い合わせ といった各機能は別々のITサービスであり、それを集合体として機能させている。

各ITサービス(=機能)毎に修正、変更を加えることが可能なため、開発・改修スピードが早い。トラブル時も機能全体がストップすることがない。上記ネット通販のサービスで例えると、商品検索のサービスがトラブルで止まっても、ほかの機能に影響はなく、注文、決済、問い合わせのサービスは通常に機能する。そのため業務全体への影響を最小にすることができる。

 

使用例

うちのアプリはマイクロサービスだから、決済方法を増やすシステム改修がすごく早くできたんだよ。

 

 

関連語

  • モノリシック

    モノリシック(monolithic)は、一体となっている、あるいは一枚岩的な組織やものという意味。
    ソフトウェアにおいては、分割されていない1つのモジュールで構成されたものをいう。

  • SOA

    エスオーエー(またはソーア)は、Service-Oriented Architectureの略。サービス指向アーキテクチャのこと。大規模なコンピュータ・システムを構築する際の概念あるいは手法の一つ。業務上の一処理に相当するソフトウェアの機能をサービスと見立て、そのサービスをネットワーク上で連携させてシステムの全体を構築していくことを指す言葉。