DX事例(デジタルトランスフォーメーション)とメリットをご紹介
公開日:2022.04.11
わかっているようで、実は理解が難しいのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉です。
これを機に、正しい知識を身につけましょう。
「DXとはなにか」という基本的な情報から、企業が導入するメリット、具体的なDX事例について紹介します。
「解決するべき課題はあるものの、具体的になにをすれば良いのかわからない…」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目 次
- DX(デジタルトランスフォーメーション)とはなにか
- 企業が導入するメリットについて
- DX事例をご紹介
- まとめ
DX(デジタルトランスフォーメーション)とはなにか
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル化によるビジネスモデル・組織全体の変革のことです。
この説明だけを聞いても、うまくイメージできないと感じる方も多いのではないでしょうか。
これまで、日本で注目されてきたのは、「IT化」でした。
業務効率を改善するため、生産性向上のため、CX向上のためと、さまざまな目的に向けて各種デジタル技術が導入されてきています。
IT化は、DX実現に向けた取り組みの一つです。
IT化によって、業務効率化・生産性向上を進めた上で、さらなる競争力を手に入れるためのイノベーションを起こすことがDXです。
さまざまなデジタル技術が誕生している今、最新テクノロジーを活用した新たなビジネスモデルが、あっという間に広がるケースが増えてきています。
破壊的イノベーションが発生した際に、既存のビジネスモデルを持つ企業が生き残るために必要なのは、柔軟な対応力です。
充分なデータや、変化に対応しやすい仕組みが整っていれば、ビジネスの変革に乗り遅れるリスクを低減できます。
またデータやデジタル技術を用いて、自社が破壊的イノベーションを起こすことも可能になるでしょう。
これこそがDXであり、今後訪れるリスクや変化に対応するため、早急な導入が求められています。
企業が導入するメリットについて
DX導入は、これから先の社会で生き残るために、重要な課題です。
とはいえ「いつかやってくるリスクのためと言われても、あまり実感がない」という方も多いのではないでしょうか。
こんなときには、企業がDX導入によって得られる、より具体的なメリットに注目してみましょう。
DX導入メリットは以下のとおりです。
・生産性の向上
・業務効率の上昇
・コスト削減
・対応力の強化
・新たなビジネスモデルの開発
・働き方改革の実現
・充実したBCPの策定
DX導入によって、早いタイミングで実感できるのは、生産性や業務効率の向上、それに伴うコスト削減効果でしょう。
これまでヒトの手で行っていた業務を、適切なデジタルツールで行う仕組みを整えれば、業務効率は改善し、生産性は向上します。
余計な人件費がかからなくなり、ビジネスプロセス全体にかかるコストも可視化可能となります。
DXがさらに進んでいけば、収集したデータや導入したデジタル技術を「武器」として扱えるようになります。
変化が激しい時代においても、柔軟な対応力を発揮できますし、新たなビジネスモデルの開発にもつながりやすくなるでしょう。
DXが実現すれば、新たな競争力を手に入れられます。
また近年注目されている働き方改革やBCP策定においても、DX導入はキーワードの一つです。
DXによって、人的リソースの最適化が図れますし、万が一の場面においても、対応力が強化されます。
独立行政法人情報処理推進機構が行った「デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進に向けた企業とIT人材の実態調査」によると、4割強の企業において、DXへの取り組みを実施しています。
従業員数が1,001名以上の大企業になると、その割合は8割を超えます。
DXの導入メリットは、もはや無視できないものになっていると言えるでしょう。
参考:情報処理推進機構
「デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進に向けた企業とIT人材の実態調査」
https://www.ipa.go.jp/files/000082053.pdf
DX事例をご紹介
DX導入をイメージしやすいよう、具体的な事例を紹介します。
多くの顧客を抱えるA銀行では、業務改善・効率化に向けて「お客様の声」を収集しています。
日々、多くの声が寄せられる一方で、データ化や分析のための人手が必要です。
そこで情報を見える化した上で自動でグループ分け、分析までを効率よく行える仕組みを導入しました。
DX導入によって、顧客からの声を素早く拾えるようになり、一層のサービス向上・改善が可能となりました。
また、子ども向け通信教育事業を営んでいたB社では、紙の教材を中心に、サービスを展開していました。
しかし、多様化する市場ニーズに応えるため、タブレット学習サービスをスタートし、独自端末を通じてスピーディーに課題をやり取りできる環境を実現しました。
また自動丸付け機能を搭載し、より効率的な学習環境を整備しています。
新たな学習スタイルを整えたことで、利用者の満足度向上につながりました。
まとめ
DX導入は、多くの企業が抱えている課題の一つです。
導入によってさまざまなメリットが期待できるだけではなく、将来的なリスクへの対策としても役立つでしょう。
現状で多くの紙業務を抱えている企業がDXを導入すれば、ビジネスプロセス全体を見直し、より効率的なデータエントリー・ペーパーレス化の推進が可能になります。
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