AIに特化したデジタルBPOとビジネスアナリストについて

2021.10.11

著者プロフィール

范 蘭芳(はん らんほう)

株式会社InfoDeliver 取締役
COMITX事業ユニット CEO

常に「最⼩コスト」の精神と「Day1(初⼼)」の⼼構えで、将来を⾒据えたお客様のための価値創造と⾃らの進化に挑んでいきます。


 

 

2021年現在、各企業から注目されているのがデジタルBPOです。

AI技術を活用し、これまで以上の業務最適化が可能になってきています。

現代のデジタルBPOの特徴や、デジタルBPOを活用した業務最適化の方法、ビジネスアナリストの必要性について紹介します。

 

目 次

  • AIに特化したデジタルBPOとは
  • デジタルBPOで業務最適化を図る方法
  • ビジネスを最適化するビジネスアナリスト
  • まとめ

 

AIに特化したデジタルBPOとは

 

従来型のBPOに変わって現在、注目を集めているのがデジタルBPOです。

これまではヒトが行ってきた業務をデジタル技術によってこなせるようになったことで、より一層の業務効率改善が進んできています。

 

デジタルBPOへの注目度が高まった理由の一つが、AIです。

ディープラーニング機能を備えたAIは、これまでのデジタル技術では不可能であった業務も、難なくこなせるようになってきています。

たとえばOCR技術にAIを組み込んだAI×OCRでは、癖の強い手書き文字や異なるフォーマットの帳票にも対応可能になりました。

これまで以上に使い勝手が良くなっています。

 

もちろん、すべての業務をデジタルBPOに移行できるわけではありません。

AIを利用しても、対応が難しい場面もあるでしょう。

とはいえ、AIに特化したデジタルBPOを積極的に取り入れることで、業務効率が劇的に改善する場面も決して少なくありません。

 

・これからBPOサービスを利用したいと考えている

・従来型のBPOに魅力を感じなくなってきた

 

このような企業においては、ぜひデジタルBPOについて、積極的に検討してみてください。

 

デジタルBPOで業務最適化を図る方法

 

 

デジタルBPOで業務最適化を図る方法は、一つではありません。

自社にとって、より良い方法を見つけ出すことが重要です。

具体例は以下のとおりです。

 

★AI×OCRとRPAの連携で自動データエントリー

これまでヒトが手作業で入力してきた各種データ。

AI技術を用いたAI×OCRの導入だけではなく、RPAとの連携で自動化を目指す仕組みが注目を集めています。

AI×OCRによって書類上の文字や数字をデータ化したら、RPAで自動入力させます。

ヒトは、これらのシステムによって入力された結果をチェックするだけでOKになります。

データエントリーを自社内で行っている企業にとっては、必ず業務の効率化を進められることでしょう。

すでにBPOサービスを利用している場合でも、入力にかかる時間の短縮や人的ミスの削減、コスト削減といったメリットを期待できます。

 

★AIによる業務分析と見える化

AI技術を使えば、従業員それぞれが担当している業務の分析も容易になります。

誰が、いつ、どんな仕事を、どのように行っているのかが「見える化」されれば、その結果をもとに業務効率改善に取り組めるでしょう。

業務の内容によっては、RPAで対応可能と判断できるケースもあります。

総合的な視点で、業務プロセスの最適化を目指していけます。

 

ビジネスを最適化するビジネスアナリスト

 

AI技術の革新によって、日進月歩で進化し続けるデジタルBPO。

ヒトの手を離れ、機械やシステムで対応可能な場面が増えているからこそ、その重要性が高まっているのがビジネスアナリストです。

 

ビジネスアナリストとは、ビジネス最適化のためのプロジェクトを取り仕切る存在となります。

顧客から解決したい課題の詳細を聞き出した上で、そのために必要な要件を定義します。

どのようなシステムが必要で、どこにデジタルBPOを導入すれば全体の最適化につながるのか、コミュニケーションと幅広い知識によって、導いてくれるのがビジネスアナリストなのです。

 

日々進化していくデジタルBPOやAI技術について、常に最新の知識を保ち続けるのは非常に難しいことです。

またシステム同士の連携について、詳しい知識を有している人はごく稀でしょう。

ビジネスアナリストがいれば、デジタルBPOやAI技術をもとに、どんな方法で業務最適化が可能なのか、ビジネスデザインを作り上げてくれます。

各種技術をより良い形で使いこなすためには、必要不可欠な存在です。

 

ビジネスアナリストがいれば、デジタルBPOの導入について悩む場面も少なくなります。

どんな技術でどのように課題を解決できるのか、しっかりと導いてもらえるので安心です。

 

まとめ

 

AIの進化によって、普及しつつあるデジタルBPO。

とはいえ、デジタルBPOも完璧ではないからこそ、ビジネスアナリストという導き手が必要となります。

COMITXでは、デジタルBPOの提供はもちろん、ビジネスアナリストによる現場の課題解決を最重要視しています。

業務最適化のためには、AIに特化したデジタルBPOを導入するだけでは不十分です。

業務プロセスの改善やオペレーションの効率化など、さまざまな視点からサポートできるのが、ビジネスアナリストの強みと言えるでしょう。

デジタルBPOを活用して現場の課題を解決したいと思ったら、COMITXにお任せください。