クラウド化から生まれた業務改善方法「BPaaS」とは

2021.08.02

著者プロフィール

范 蘭芳(はん らんほう)

株式会社InfoDeliver 取締役
COMITX事業ユニット CEO

常に「最⼩コスト」の精神と「Day1(初⼼)」の⼼構えで、将来を⾒据えたお客様のための価値創造と⾃らの進化に挑んでいきます。


 

 

人手不足や働き方改革への対応のため、早急に求められているのが業務の効率化です。

さまざまな工夫を取り入れる企業が増えており、「クラウド化」もその中の一つと言えるでしょう。

クラウド化による業務の効率化とはどのようなもので、具体的にどのように導入すれば良いのでしょうか?

導入事例も紹介します。

目 次

  • クラウド化による業務効率化とは
  • BPaaSの導入方法とは
  • BpaaSの導入事例をご紹介
  • まとめ

 

 

クラウド化による業務効率化とは

 

クラウド化の導入を進める企業が増えている今、業務効率化のために注目されているのがBPaaSモデルです。

とはいえ、これだけを聞いても、「実際のところよくわからない…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

 

クラウドとは、社内に専用のサーバーや情報システムを置かず、インターネットを通じて必要なサービスだけを利用する形態のこと。

対して、従来型の「社内の専用サーバー・情報システムを運用する」という形態をオンプレミスと言います。

オンプレミスからクラウドへと移行するのが「クラウド化」であり、この過程で生まれてきたのがBPaaSです。

 

BPaaSとは、「ビジネスプロセス」と「ソフトウェアアズアサービス」を合体させて作られた言葉です。

 

これまで、業務効率化を進める上で積極的に導入されてきたのが、BPOでした。

ビジネスプロセスごとアウトソーシングすることで、「コスト削減」「コア業務へのより一層の人材投入」といったメリットが生まれました。

 

ただし、「ヒト」が関わるBPOに限界があるのも事実です。

さまざまなITテクノロジーが登場している今、ヒトの手を借りてアウトソーシングするよりも、自社のプロセスに合ったテクノロジーを導入した方が、メリットが大きくなるケースも少なくありません。

クラウド化が進む現状に、こうした考えが組み合わさって生まれたのが、BPaaSです。

 

BPaaSが提供するのは、単なるシステムではありません。

また、単純なBPOでもありません。

システム導入からビジネスプロセスまでを、セットでアウトソーシングできるのがBPaaSの大きな特徴です。

解決するべき課題が見つかったときでも、BPaaSなら業務プロセスの見直しからシステム導入まで、幅広くサポートしてもらえます。

「課題はあるものの、どう解決するべきかわからない」「必要なシステムも整っていない」という場合でも問題ありません。

 

IT技術を活用して、「プロセスの一部のみ」だけではなく、「プロセス全体」の効率化を目指していけるでしょう。

 

BPaaSの導入方法とは

 

 

BPaaSを導入するなら、「COMITX」がおすすめです。

COMITXは株式会社InfoDeliverが提供する次世代デジタルBPOソリューションで、「BPO+システム+インフラ」三位一体のBPaaSモデルが特徴。

さまざまな視点から業務プロセスの効率化・全体最適化を目指していけます。

 

COMITXの導入時に、システム開発に関するイニシャルコストは発生しません。

現場で抱えている課題を、BA(ビジネスアナリスト)へ伝えてください。

その情報をもとに、必要なシステムの構築やアウトソーシングの提案、プロセスの見直しなどが行われていきます。

 

費用が発生するのは運用がスタートしてからで、使った分だけ料金が発生する、従量課金型の料金システムを採用しています。

また「システム運用=完了」ではなく、運用した結果をもとに検証・改善を繰り返していきます。

 

BpaaS導入時の核となるのは、「現場で発生している悩み」です。

その悩みを解決するためのヒントとなるのがBPaaSですが、最適な形を考え、提案するのはBAの仕事です。

まずは現場が抱える悩みを明らかにし、それを伝えていただくことがBPaaS導入への第一歩となります。

 

 

BpaaSの導入事例をご紹介

 

実際にCOMITXでBPaaSを導入したA社の事例を紹介します。

 

損害保険会社であるA社は、「早急にリモートワークに対応できる環境を整備したい」という課題を抱えていました。

多角的な問題解決を目指すため、COMITXを導入。

現場の状況や各プロセスを確認したBA(ビジネスアナリスト)から、「紙業務の完全デジタル化」を提案されました。

重要書類のデータ化によって、情報の一元管理が可能になり、業務プロセスが改善。

ペーパーレス化の実現により、セキュリティリスクを低減し、在宅ワークが可能な環境を整えました。

クラウド化が進んだことで、オペレーション拠点の地方移転・分散も可能になっています。

 

まとめ

 

クラウド化の加速に伴い、注目を集めているのがBPaaSモデルです。

従来のBPOとは違い、「ヒト」だけではなく「システム」「インフラ」も含め、総合的にサービス提供することで、これまでにないメリットが生まれています。

 

最新テクノロジーが身近になっている今、「クラウド化」や「ペーパーレス化」といった言葉だけに注目してしまう方も少なくありません。

クラウド化やペーパーレス化を通じて、本当の意味で業務効率を改善していくために、ぜひBPaaSモデルを採用したCOMITXをお役立てください。