クラウド化の効果的な活用とは?

2021.06.29

著者プロフィール

范 蘭芳(はん らんほう)

株式会社InfoDeliver 取締役
COMITX事業ユニット CEO

常に「最⼩コスト」の精神と「Day1(初⼼)」の⼼構えで、将来を⾒据えたお客様のための価値創造と⾃らの進化に挑んでいきます。


 

 

現代のビジネスニーズに対応するため、注目されているのが「クラウド化」です。

クラウド化を効率的に活用するためには、いったいどうすれば良いのでしょうか?

本記事ではクラウド化によるメリット・デメリットや、成功事例を紹介いたします。

 

目 次

  • クラウド化の活用とは
  • クラウド化のメリット・デメリットについて
  • 成功事例の紹介
  • まとめ

 

クラウド化の活用とは

 

クラウド化とは、これまで自社内に設置したサーバーなどで運用していたシステムを、クラウドサービス企業が提供するサービスに切り替えることを言います。

クラウド上にあるサービスをインターネット経由で活用することで利便性を高められ、社内で専門システムを維持する必要がなくなります。

 

これまでは、「サーバーを設置して、何らかのトラブルが起きた際も自分たちで対処する」というスタイルが一般的でした。

しかしクラウド化が進めば、社内にこうしたシステムを置く必要はありません。

サーバーやシステムにトラブルが発生した場合も、対応するのはクラウドサービス企業です。

 

利用する側は、クラウドサービス企業が提供するサービスの中から、自社業務に必要なインフラやシステムを選び、必要な分だけ使用できます。

クラウドはインターネット上で提供されるサービスなので、インターネット環境さえあれば、どこからでも自由に利用可能です。

 

クラウド化をうまく活用することで、

 

・インターネットを使った在宅ワークの推進

・業務プロセスの効率化

・コスト削減

 

これらのメリットを生み出せるでしょう。

 

たとえばこれまで、業務に必要な情報・システムを社内のサーバーで管理していた場合、「仕事をするためにオフィスに出社する」という必要がありました。

会社から支給されたノートパソコンを自宅に持ち帰れても、肝心のデータにアクセスできなかったためです。

クラウド化をうまく活用することができれば、手元のパソコンやスマートフォンを使って、自宅からでもより効率よく仕事ができるようになるため、こういった課題を解決することができます。

 

クラウド化のメリット・デメリットについて

 

 

在宅ワークの推進が求められる今、クラウド化のメリットが注目されています。

しかし実際には、「とにかく何でもクラウド化すれば良い」というわけではありません。

クラウド化にはデメリットもあり、両者を正しく把握した上で検討する必要があるでしょう。

 

クラウド導入時に知っておきたいメリット・デメリットは以下のとおりです。

 

★クラウド化のメリットとは?

クラウド化のメリットは以下のとおりです。

 

・ロケーションフリーの実現

・コスト削減

・安定運用、充実したセキュリティ対策の実現

・BCP対策

 

ウィズコロナの今、ロケーションフリーで仕事ができるメリットは、非常に大きくなっています。

在宅ワークが推奨される時期でも素早く対応できますし、業務効率の低下を心配する必要もありません。

 

また社内に専用のシステム・サーバーを導入する必要がなければ、導入コスト・ランニングコストの両方の節約につながります。

「常に最新のソフトウェアにアップデートする」「万全のセキュリティ対策を行う」などの業務も、クラウドサービスを提供する会社にお任せできるので、業務負担軽減が可能となります。

 

★クラウド化のデメリットとは?

一方で、クラウド化のデメリットは以下のとおりです。

 

・自由なカスタマイズが難しい

・社内システムとの相性が悪く、思うような結果が得られない場合がある

・運用状況はクラウドサービス提供会社次第である

 

クラウドサービスを利用する場合、システムや情報のすべてをサービス提供会社にお任せすることになります。

システムの使い勝手やセキュリティ強度、すでに社内に導入しているシステムとの連携など、すべてを思い通りにコントロールするのが難しくなる可能性があります。

 

クラウド化を効果的に活用していくためには、メリットは最大限に、デメリットは最小限にすることが重要です。

単純に「クラウド化」だけに注目するのではなく、「クラウド化によって何が変わり、どのようなメリットが生まれるのか?」を念頭において、導入を進めていきましょう。

 

 

成功事例の紹介

 

コロナ禍の在宅ワークに対応するため、クラウド化の活用を検討し始めたA社。

当初はクラウド化だけを進めるつもりでしたが、これを機に、より総合的な対策を取りたいとの思いから、BPaaS型のサービス「COMITX」の導入を決定しました。

SaaSだけではなく、ビジネスプロセスの最適化までを総合的にサービス提供してもらうことで、クラウド化によるメリットを最大限引き上げることができ、BA(ビジネスアナリスト)による業務分析結果をもとに、業務の効率化も図ることができました。

在宅ワークの導入までを、スピーディーに進められた結果、コロナ禍においても業務が滞ることはありませんでした。

 

 

まとめ

 

クラウド化にはメリットもあればデメリットもあります。

一から導入し、確かな成果を得るためには、さまざまな調整・分析・必要なシステムの導入などが必要となります。

それぞれを別々で準備するのは難しく、非効率的です。

だからこそおすすめなのは、総合的なサポートを依頼できるサービスです。

クラウド化から業務効率化まで、一括でお任せいただけるCOMITXをご活用ください。